『男と男の生きる街』のロケ地をご紹介

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『男と男の生きる街』のロケ地をご紹介

　　　　★『男と男の生きる街』は京都でロケが行なわれています。石原裕次郎さんと芦川いづみさんが
　　　　　足を運ばれたであろう場所を紹介します。　※現在の画像はNOBOさんに提供していただき
　　　　　ました（2007年初冬に撮影）。

　　　　…石原裕次郎さん扮する主人公は、毎朝大阪新聞社会部の記者・“イワさん”こと岩崎捷夫〔タ
　　　　　ケオ〕。彼は同僚の下里（山田吾一）とともに、殺された画家の実家がある京都へ取材に訪れ
　　　　　ます。主人公たちが乗った車がやってくるのは、上京区にある上立売通り智恵光院西入ルあた
　　　　　り。道の左側が雨宝院、右が本隆寺で、瓦を積み重ねた面白い壁が続いています。

　　　　…その車が右折する西陣の路地。左側が雨宝院、正面に見えるのが本隆寺。

　　　　…作品のシーンは、石原裕次郎さんと後ろ姿は山田吾一さん。画面左に写っているのが、聖天町
　　　　　〔しょうてんちょう〕の祠。2007年初冬の時点では現存しています。この祠の道をはさんで
　　　　　向かいにあるのが、芦川いづみさん扮する被害者の妹・朝倉和枝の住む西陣の織屋です。

　　　　…実際には祠の向かいには、多津美織物株式会社という織物の問屋（？）があります。その昔、
　　　　　こちらでもロケが行なわれたのでしょうか？。

　　　　…墓参に行こうとする和枝を主人公が呼び止めたと思われる場所。祠のある通りの一筋東側にあ
　　　　　る智恵光院通りの伊佐町付近。前方はT字路で突き当たりとなっています。正面（北側）にあ
　　　　　る家の屋根の向こう側に見えているエノキの大木（櫟谷七野春日神社の境内にあるらしい）が
　　　　　現在の画像にも写っていますが、この画像が撮影された後に伐採されたらしく、屋根の上に大
　　　　　木がそびえる姿はもう見られないそうです。

　　　　…作品のシーンは、石原裕次郎さんと芦川いづみさん。墓参のシーンで、和枝と主人公が登る東
　　　　　山区の坂道。右側は通妙寺の塀、左側は大谷本廟の墓地です。電柱の横の彼方に京都タワーが
　　　　　見えています。

　　　　…同上。坂の下から。作品のシーンは、芦川いづみさんと後ろ姿の石原裕次郎さん。撮影当時は
　　　　　道は舗装されていませんが、塀の下の階段はそのままかもしれません。

　　　　…大谷本廟17区。映画の中でも大きく写る“清水六一墓”（中央の大きな墓石）。木が育って
　　　　　しまっていますが、撮影当時はよく見えていた清水寺の三重塔がチラリと覗いています。作品
　　　　　のシーンの小さな人影は、画面左から芦川いづみさんと石原裕次郎さん。

　　　　…作品のシーンは、殺された和枝の兄・朝倉俊夫（英原穣二）の関係者である冴子（渡辺美佐子
　　　　　）とその弟・松丸忠男（平田大三郎）が出会う場面。大谷本廟17区の中で、朝倉家の墓があ
　　　　　った場所。“六十三世連阿上人…”の古い墓石の左側に殺された朝倉俊夫の墓がありました。
　　　　　現在、その場所にある中山家の墓石は2003年の建立のようです。

　　　　…作品のシーンの後ろ姿は、画面右から石原裕次郎さんと芦川いづみさん。墓地にたどり着いた
　　　　　主人公と和枝の間の足元に見えるのが、右下にある“天井累代墓”の石碑。中央手前にある野
　　　　　村家の墓の周りにある石の囲いは、和枝が身を隠したり、手を着いたりします。この地を訪れ
　　　　　られた際には、手を置かせてもらってみてください（笑）。

　　　　…主人公と和枝、そして殺された和枝の兄・朝倉俊夫（英原穣二）の関係者である冴子（渡辺美
　　　　　佐子）とその弟・松丸忠男（平田大三郎）が眺めていた東山区にある東福寺の普門院の前庭。

　　　　…作品のシーンは、画面右から渡辺美佐子さんと平田大三郎さん、彼方にいるのが芦川いづみさ
　　　　　んと石原裕次郎さん。観光客たちが腰を下ろしているスペースは、映画の中では石原裕次郎さ
　　　　　んや芦川いづみさんが足を乗せています。腰を下ろしていた縁側には、竹筒（右端）が置かれ
　　　　　ているので、実際に映画のように座るのは難しそうです。

　　　　…同じく東福寺の開山堂から見た普門院。作品のシーンに豆粒のように写っているのは、画面右
　　　　　から渡辺美佐子さんと平田大三郎さん、芦川いづみさんと石原裕次郎さんです。これらを見る
　　　　　ためには拝観料が必要です。拝観する値打ちはありますよ。

LAST UP DATE ◆ 2008年11月30日
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