1957年『幕末太陽傳』

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　1957年『幕末太陽傳』　

　　　　★ここでは、クレジットタイトルの採録とともに、各作品を詳細に解説します。過去に出された
　　　　　文献も参考にしながら、Web＠作者が2009年3月13日以降に検証した結果をまとめています。
　　　　　もちろん抜けもあり誤認も含まれているかとは思いますので、あくまでも作品を楽しむための
　　　　　参考としてください。新たな情報をお寄せいただきたいと思います。
　　　　　※当Webの恒例の方式により、“？”の付いている情報は、確定出来ていないものだと考えて
　　　　　ください。“？”の数により曖昧さが増します（笑）。また、“〔カタカナ〕”という表記は
　　　　　漢字表記が確定出来ない名称の表現です。カッコのないカタカナ表記は、そのままで正しいと
　　　　　考えてください。

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　　　　　製作再開三周年記念映画
　　　　　監督：川島雄三　製作：山本武　脚本：田中啓一、川島雄三、今村昌平　風俗考証：木村荘八
　　　　　撮影：高村倉太郎　照明：大西美津男　録音：橋本文雄　美術：中村公彦、千葉一彦
　　　　　編集：中村正　音楽：黛敏郎　助監督：今村昌平　特殊撮影：日活特殊技術部
　　　　　製作主任：林本博佳　資料提供：宮尾しげを、安藤鶴夫

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　　　　　フランキー堺　…“居残り佐平次”（品川宿にある遊郭・相模屋の客。代金が支払えないので店で働くことになる。労咳を患っている。横浜の新開地で“居残り”稼業を行なっていた）
　　　　　左幸子　…おそめ（相模屋の女郎。こはると稼ぎを競っている）
　　　　　南田洋子　…こはる（相模屋の女郎）
　　　　　石原裕次郎　…高杉晋作（長州藩士。相模屋に逗留している男性）
　　　　　芦川いづみ　…おひさ（相模屋の女中。借金のカタに働かされている。後に徳三郎と駆け落ちする）
　　　　　市村俊幸　…杢兵衛（こはるたちの上客である千葉のお大尽）
　　　　　金子信雄　…伝兵衛（相模屋の主人。店の番頭上がりの婿養子。痛風持ち）
　　　　　山岡久乃　…お辰（伝兵衛の女房。相模屋の娘。法華経の敬虔な信者）
　　　　　梅野泰靖　…徳三郎（お辰の息子。吉原通いをする放蕩息子。おひさの幼なじみ）
　　　　　織田政雄（後に織田真佐男）　…善八（相模屋の番頭）
　　　　　岡田真澄（後に岡田眞澄）　…喜助（相模屋の若衆。通称“助〔すけ〕どん”。元々は流れ女郎の捨て子。外国人に見えるが品川生まれの品川育ちらしい）
　　　　　高原駿雄　…かね次（相模屋の若衆。巻頭、“居残り佐平次”一行を座敷へ案内する男性）
　　　　　青木富夫　…忠助（相模屋の若衆）
　　　　　峰三平　…三平（相模屋の若衆）
　　　　　菅井きん　…おくま（相模屋のやり手婆）
　　　　　小沢昭一　…金造（通称“あばたの金造”“あば金”。相模屋出入りの貸本屋）
　　　　　植村謙二郎　…長兵衛（“大長”。おひさの父親。博打好きの大工）
　　　　　河野秋武　…鬼島〔きじま〕又兵衛（52歳。通称“鬼の又兵衛”“鬼又〔おにまた〕。中年の長州藩士。実はこはるの客）
　　　　　西村晃　…“気病みの新公”（“居残り佐平次”の連れの男性。心配性）
　　　　　熊倉一雄　…“のみこみの金坊”（“居残り佐平次”の連れの男性。座敷では手ぬぐいでほっかぶりをして“居残り佐平次”と一緒に踊っている）
　　　　　三島謙　…“粋がりの長ンま”（“居残り佐平次”の連れの男性）
　　　　　殿山泰司　…倉造（こはるの客。仏壇屋の主人）
　　　　　加藤博司　…清七（こはるの客。倉造の息子）
　　　　　二谷英明　…志道聞多（長州藩士。巻頭では、拳銃を持って馬に乗る異人館建築の技師である外国人を追う男性）
　　　　　小林旭　…久坂玄瑞〔くさか・げんずい〕（長州藩士）
　　　　　関弘美　…伊藤春輔（長州藩士。巻頭、志道聞多と一緒に外国人を追っている男性）
　　　　　武藤章生　…大和弥八郎（長州藩士。巻頭、志道聞多と一緒に外国人を追っている男性）
　　　　　穂高渓介（後に松本錦四郎）　…白井小助（長州藩士）
　　　　　秋津礼二　…有吉熊次郎（長州藩士）
　　　　　宮部昭夫　…長嶺内蔵太（長州藩士。火薬玉について相談する時には、「と言うてもやたらなところでは」と言う男性）
　　　　　河上信夫（後に河上喜史朗）　…平六（岡っ引き）
　　　　　山田禅二　…悠念（相模屋へ来る僧侶）
　　　　　井上昭文　…権太（金造を入れた棺桶を運ぶガエン者）
　　　　　榎木兵衛　…玄平（金造を入れた棺桶を運ぶガエン者）
　　　　　井東柳晴　…付け馬（吉原から代金を支払ってもらうため徳三郎に同行して来た男性）
　　　　　小泉郁之助　…越後屋（相模屋出入りの呉服商）
　　　　　福田とよ（後に福田トヨ）　…おとら（相模屋の使用人？。こはると倉造、清七がもめる時、“居残り佐平次”を呼びに来る女性。後には二階から火事を見物している）
　　　　　新井麗子　…おもよ（相模屋の女郎。子連れの女性。当初、左目に眼帯を付けている）
　　　　　竹内洋子　…およし（相模屋の女郎。鼻の右側に大きなホクロのある女性）
　　　　　芝あをみ　…おてつ（相模屋の女郎。右目の下にアザがある女性）
　　　　　清水千代子　…おうの（相模屋の女郎）
　　　　　高山千草　…おさだ（相模屋の女郎。中年女性）
　　　　　沢村門之助〔所作指導〕

　　　　　以降、主なクレジットなしの出演者

　　　　　加藤武　…巻頭のナレーション
　　　　　川村昌之　…相模屋の使用人（玄関先で棺桶に入れられた金造を見る時には、おくまの右斜め後ろ／画面左にいる男性）
　　　　　須田喜久代　…芸妓（相模屋で“居残り佐平次”一行の座敷に出ている女性。“気病みの新公”と“粋がりの長ンま”の間に座っている）
　　　　　横田陽子（後に横田楊子）　…芸妓（相模屋で“居残り佐平次”一行の座敷に出ている女性。“気病みの新公”の右隣／画面左に座っている女性）
　　　　　水木京一　…僧侶（悠念のお供の男性）
　　　　　鈴村益代　…髪結（相模屋出入りの業者）
　　　　　橘田良江　…髪結の助手（およしの髪を結っていた女性）
　　　　　福田文子　…髪結の助手
　　　　　伊豆見雄（後に伊豆見英輔）　…相模屋の使用人（越後屋が来た時に女郎たちのそばにいる男性）
　　　　　所寿子　…相模屋の女郎（金造の後ろの柱のそばで本を見ている女性）
　　　　　　※壁に掲げられた名札によると相模屋の女郎には、他に“さとの”や“つね”“とき”“りう”“たき”などがいる。
　　　　　徳永豊子（後に葵真木子）　…荒神様の夜の女性（志道聞多たちと会った後、咳払いをして去って行く鬼島又兵衛がすれ違う後ろ姿の女性）
　　　　　光沢でんすけ（後に光でんすけ）　…“魚政”の店の者（相模屋へ料理を持って来る背の低い男性）
　　　　　谷川玲子　…相模屋の客（“居残り佐平次”とかね次が出迎える男性二人の連れの女性）
　　　　　早川名美（後に早川由記）　…相模屋の女中（おひさと一緒に働いている中年女性）
　　　　　吉田勇男（後に吉田朗人）　…相模屋の使用人（伝兵衛と徳三郎が玄関先で揉み合う時には、画面左から慌てて出て来る中年男性）
　　　　　伊藤浩？　…相模屋の使用人（徳三郎が蔵に運ばれて行く時には、先頭あたりで徳三郎の左足を持っている若い男性）
　　　　　阪井幸一郎（後に阪井幸一朗）　…役人（挨拶する平六に「随分長ぇ風邪だな」と言う男性）
　　　　　小柴隆（後に小柴尋詩）　…役人の部下（役人の左斜め後ろ／画面右から着いて来る長身の男性）
　　　　　　…相模屋の客（二階から火事を見物している長身の男性）〔二役〕
　　　　　宮川敏彦　…長州藩士（襲撃に出かける前、11時になった時、画面左奥にいる男性）　　　　　　※御殿山の異人館へ襲撃に出かける長州藩士は、鬼島又兵衛以外に10人いる。
　　　　　二木草之助　…相模屋の客（二階から火事を見物している男性。「ありゃあ確かに御殿山でげすな」と言う）
　　　　　山之辺閃（後に山之辺潤一）　…相模屋の客（二階から火事を見物している男性。「やっぱり異人館かな」と言う）
　　　　　上野山功一　…相模屋の客（二階から火事を見物していた男性。女郎と一緒に階段を降りて来る丹前を羽織った男性）
　　　　　沢本忠雄　…荒神様に参詣する背中に“丸は”の模様の入った半纏の男性（後ろ姿のみ）

LAST UP DATE ◆ 2021年2月12日
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