『続警察日記』のロケ地をご紹介

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『続警察日記』のロケ地をご紹介

　　　　★『続警察日記』のロケ地である福島県の猪苗代町あたりを紹介します。この画像はyujiro
　　　　　さんに提供していただきました。（2005年9月に撮影）

　　　　…身売りされようとする柴田キサ（新珠三千代）に思いとどまらせようと、国鉄（現・JR）磐
　　　　　越西線川桁（かわげた）駅へ自転車で向かう若山巡査（三島耕）。

　　　　…同駅の入口に自転車を停める若山巡査。駅前のロータリーにあるバスを待つためのベンチは現
　　　　　在はなく、バス停の横には沼尻軽便鉄道記念碑が建っているようです。また現在、JR川桁駅
　　　　　は無人化されています（発着は朝夕でさえ一時間に一本）。

　　　　…同駅と対面する沼尻軽便鉄道の川桁駅方向にキサたちを発見する若山巡査。沼尻軽便鉄道は、
　　　　　大正二年から昭和44年まで57年間、主に沼尻鉱山から硫黄鉱石を運ぶため沼尻駅と川桁駅間
　　　　　の約16kmを45分かけて走っていたのだそうです。乗り換え駅として活況を呈した駅前周辺
　　　　　も軽便鉄道が廃止され昔日の面影は見られないようです。多分、道路右側の倉庫らしき建物手
　　　　　前が、沼尻鉄道川桁駅舎が建っていた辺りでしょう。

　　　　…周旋屋の女（山本かほる）に引き連れられたキサたちが駅前にいる若山巡査の姿を発見、散り
　　　　　散りに逃げることに（現在の写真は、JR川桁駅プラットホームから撮影）。

　　　　…沼尻鉄道川桁駅の貨物引き込み線のプラットホームを逃げるキサ、そして、それを追う若山巡
　　　　　査。現在、駅舎やホーム、貨物引き込み線は跡形もありません。行き止まりになった真っ直ぐ
　　　　　の道が廃線となった旧・川桁駅の名残りを僅かに感じさせています。

　　　　…そして、エンディング。乗客を乗せたボンネットバスが駅前に到着。現在、駅舎や踏切、線路
　　　　　はありません。

　　　　…バスを降りて乗客が国鉄川桁駅改札口に向かいます。磐梯山が昔と同じように超然と後ろに控
　　　　　えています。

　　　　…列車入線待ちの風景。それぞれがそれぞれの理由を乗せ牛方町を去って行きます。織田政雄（
　　　　　後に真佐男）さん扮する、逃げられた妻を北海道へ追う子連れの男・倉平などがいます。JR
　　　　　川桁駅ホームの猪苗代寄りから郡山方面を臨みつつ…。

　　　　…蒸気機関車が国鉄川桁駅ホームに入って来ます。現在、上下線のホームをまたぐ陸橋もなぜか
　　　　　寂しげに感じてしまうのは、無人駅であるせいかもしれません。

　　　　…「一部始終を静かに睥睨する磐梯山」といった趣きでしょうか。現在は、磐梯山の山肌もくっ
　　　　　きりと削り取られ、猪苗代スキー場が開設されています。

　　　　…サービスとして、芦川いづみさん扮する警察署の事務員・“桃ちゃん”こと桃子の登場シーン
　　　　　を少しお見せしておきます（笑）。舞台となる牛方町警察署の隣にある牛方町消防詰所で行わ
　　　　　れた祈祷師の厄払いを見物する桃子。若山巡査や岩熊署長（三島雅夫）、係長の神成〔カミナ
　　　　　リ〕（伊藤雄之助）などもいます。

　　　　…署内で若山巡査にプレゼントを渡そうとする桃子。田代刑事（大坂志郎）がやって来るので、
　　　　　恥ずかしそうに隠します（笑）。可愛い！。

　　　　…こんな可愛い事務員さんがいるのなら、用事がなくても警察署を訪ねるかも（笑）。

　　　　…牛方警察署の用務員さん（山田禅二）と電話交換手の〔サヨ〕（？？？？）と。

　　　　…少女は、柴田フヨ（二木てるみ）。前述の柴田キサの幼い妹です。もう一人は藤代鮎子（後に
　　　　　佳子）さん扮する近所のおばさん・お芳でしょう。

　　　　…豊年踊りが開催されている牛方神社の境内へ向かう階段。桃子に連れられるフヨ。

　　　　…境内の豊年踊り会場。フヨに夜店でおもちゃの傘を買い与える桃子。警察署勤務ではあっても
　　　　　そんなにお給料を貰っているわけでもないでしょうに。そのあたりの往時の人々の慈しみの心
　　　　　や人情というものが、しっかり表現されています。

LAST UP DATE ◆ 2008年8月4日