1957年『江戸の小鼡たち』

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　1957年『江戸の小鼡たち』　

　　　　★ここでは、クレジットタイトルの採録とともに、各作品を詳細に解説します。過去に出された
　　　　　文献も参考にしながら、Web＠作者が2020年4月12日以降に検証した結果をまとめています。
　　　　　もちろん抜けもあり誤認も含まれているかとは思いますので、あくまでも作品を楽しむための
　　　　　参考としてください。新たな情報をお寄せいただきたいと思います。
　　　　　※当Webの恒例の方式により、“？”の付いている情報は、確定出来ていないものだと考えて
　　　　　ください。“？”の数により曖昧さが増します（笑）。また、“〔カタカナ〕”という表記は
　　　　　漢字表記が確定出来ない名称の表現です。カッコのないカタカナ表記は、そのままで正しいと
　　　　　考えてください。

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　　　　　監督：冬島泰三　製作：水の江滝子　原作：村上元三　脚本：棚田吾郎　撮影：姫田真佐久
　　　　　照明：安藤真之助　録音：古山恒夫　美術：西亥一郎　音楽：渡辺浦人　編集：鈴木晄
　　　　　助監督：内田一作　特殊撮影：日活特殊技術部　製作主任：櫻井宏信

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　　　　　津川雅彦　…次郎吉（両国広小路にある不動横丁という長屋の住人）
　　　　　　※長屋は不動長屋とも呼ばれる。
　　　　　芦川いづみ　…おきん（長屋の住人。次郎吉の幼なじみ。水茶屋“きせん／喜撰”の仲居）
　　　　　長門裕之
　　　　　　…池田格三郎（通称“若様”。おきんに惚れて水茶屋“きせん”に通い続けている若侍）
　　　　　坂東好太郎　…加田三七（同心）
　　　　　澤村國太郎　…島屋吉兵衛（御用商人。重右衛門と結託して密輸を行なっている悪玉）
　　　　　植村謙二郎　…重右衛門（両国広小路にある重右衛門一家の親分）
　　　　　瀬川路三郎　…幸助（加田三七の部下の岡っ引き）
　　　　　河野秋武　…藤蔵（次郎吉の父親。
　　　　　　　　　　　　　重右衛門一家の賭場通いをしている。後に重右衛門と秀松に殴り殺される）
　　　　　美多川光子　…おさよ
　　　　　　（長屋の住人。次郎吉の姉。内職で稼いだ金を藤蔵の賭場通いに渡す気立ての良い娘。
　　　　　　　　　　　　　　　　後に藤蔵の借金のカタに土方縫殿助の屋敷に奉公に出さされかける）
　　　　　広岡三栄子（廣岡三栄子）　…お沢（長屋の住人。勘太郎の母親）
　　　　　若水みや子　…お才（重右衛門が面倒を見ているスリ）
　　　　　宍戸錠　…秀松（重右衛門一家の子分たちの兄貴分）
　　　　　加藤博司〔新人〕　…勘太郎（長屋の住人。次郎吉の友人）
　　　　　冬木京三（後に冬木喬三）
　　　　　　…池田格之進（池田格三郎の父親で婿養子。加田三七の上役の組頭である与力）
　　　　　市川子団次〔三代目〕　…竜玄（おきんの父親。虫封じのまじないをしたりする拝み屋）
　　　　　木室郁子　…池田糸絵（池田格三郎のいとこ。許嫁？）
　　　　　新井麗子　…池田里江（池田格之進の妻。池田格三郎の母親）
　　　　　長谷川照容　…おたけ（長屋の住人。助八の女房。
　　　　　　　　　　大家が住人たちに責められる時には、「あたしたちゃどこへでも…」と言う女性）
　　　　　弘松三郎　…久七〔きゅうしち〕（おさよの恋人。
　　　　　　　次郎吉が修行していて辞めた先の先輩の大工。“ひのきや”と書かれた法被を着ている）
　　　　　松下達夫　…土方縫殿助（島屋吉兵衛の後ろ盾となっている老中・水野出羽守の御用人）
　　　　　東恵美子　…お蓮（重右衛門の女房。千住の女郎上がりらしい）
　　　　　河上信夫（後に河上喜史朗）　…助八（長屋の住人。駕篭屋。
　　　　　　　大家が住人たちに責められる時には、「大家さん、この長屋取っ払って…」と言う男性）
　　　　　雪岡純（後に雪丘恵介）　…同心
　　　　　村田寿男　…天明堂（長屋の住人。
　　　　　　　　　　　　易者。大家が住人たちに責められる時には、大家の後ろにいる口ヒゲの男性）
　　　　　林茂朗
　　　　　　…新三（重右衛門一家の子分。秀松と一緒にどっこい屋の前にいて文次を殴り付ける男）
　　　　　関弘美　…半次（重右衛門一家の子分。秀松と一緒にどっこい屋の前にいる男）
　　　　　近江大介　…為（重右衛門一家の子分。橋の上で加田三七と幸助に「こんちわ」と言う男）
　　　　　結城一郎　…伊兵衛（長屋の大家）
　　　　　志賀夏江　…池田家の隠居（池田格三郎の姑）
　　　　　鈴村益代　…お杉（長屋の住人。取り上げ婆？。
　　　　　　　巻頭、鼠小僧の行列が通ることを子供たちが知らせる時には、表で魚を焼いている老婆）
　　　　　三船彰子（後に三船好重）　…お熊（長屋の住人。のり屋の婆さん？）
　　　　　上田正世　…よし（水茶屋の女。
　　　　　　やって来た次郎吉に「今日はゆっくりしてっていいんでしょ？」と言う女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　左の太腿あたりに“寿”と書かれた市松模様の着物を着ている）
　　　　　泉桂子　…せん（水茶屋の女。格子柄の着物を着た一番背の低い女性）
　　　　　谷和子　…まき（水茶屋の女。やって来た次郎吉に「良かったじゃない…」と言う女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花柄のような模様の着物を着ている）
　　　　　角田真喜子（後に南條マキ）
　　　　　　…おはる（重右衛門が営む矢場“あづさ矢”の格子柄の着物を着た女性。
　　　　　　　　　藤藏殺しの真相を知った次郎吉が来た時には、お蓮の向かいで花札をしている女性）
　　　　　竹内洋子　…おみつ（重右衛門が営む矢場“あづさ矢”の女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　的の前でお尻に矢を当てられて怒る太鼓を叩く役目の女性）
　　　　　榎木兵衛　…鼠小僧次郎吉（巻頭、馬で刑場に運ばれる泥棒）
　　　　　荒井岩衛　…浪人（重右衛門の用心棒）
　　　　　水木京一　…長屋の住人（市松模様の着物を着た額の広い男性）
　　　　　吉田光男
　　　　　　…六（重右衛門一家の子分。橋の上で加田三七と幸助に「親分、こんちわ」と言う男）
　　　　　千代田弘　…長屋の住人（助八の相棒の駕篭屋。“駕辰”と書かれた法被を着ている男性）
　　　　　伊豆見雄（後に伊豆見英輔）　…竹ノ市（長屋の住人。按摩）
　　　　　三杉健　…重右衛門一家の子分（重右衛門一家の賭場の壷振り）
　　　　　上原一二（後に上原一二三）　…長屋の住人
　　　　　　　　　　　（巻頭、鼠小僧が馬で刑場に運ばれるのを見て「あれが鼠小僧だ」という老人）
　　　　　沢井謙二　…文次（次郎吉や勘太郎の友人。
　　　　　　　どっこい屋で大当たりを続けるので秀松たち重右衛門一家の子分に痛めつけられる乞食）
　　　　　浅沼創一
　　　　　　…留八（重右衛門一家の子分。“ちは富くじ”の運び屋。長屋でくじを開いている少年）
　　　　　長谷川一男　…三平（おきんの弟）
　　　　　宮下登志子（後に三沢あけみ）　…おとめ（長屋の住人。勘太郎の妹。辻占を売っている）
　　　　　山本とみ子（後に山本トミ）　…長屋の住人
　　　　　　　（巻頭、鼠小僧の行列が通ることを子供たちが知らせる時には、井戸のそばにいる妊婦）
　　　　　菊田一郎　…太助（長屋の住人。左官屋。
　　　　　　　大家が住人たちに責められる時には、最も奥で“左官”と書かれた法被を着ている男性）
　　　　　吉田勇男（後に吉田朗人）　…どっこい屋（露店で吹き矢の賭けを行なっている初老の男性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「どっこいどっこい」と言いながら円盤状の的を回している）
　　　　　大内竜生〔殺陣〕

　　　　　以降、主なクレジットなしの出演者

　　　　　宮川敏彦　…町人（巻頭、鼠小僧が馬で刑場に運ばれるのを眺める長身の男性）
　　　　　泉節子（？）？　…町人（巻頭、鼠小僧が馬で刑場に運ばれるのを眺める女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長身の男性の左隣／画面右にいる女性）
　　　　　橘田良江　…町人（巻頭、鼠小僧が馬で刑場に運ばれるのを眺める女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長身の男性の左隣／画面右へ二番目にいる女性）
　　　　　秋山弘二（後に秋山耕志）　…町人
　　　　　　　　（巻頭、馬で刑場に運ばれる鼠小僧を眺める勘太郎の右斜め後ろ／画面左にいる男性）
　　　　　三原一夫（後に花村彰則）　…島屋の番頭
　　　　　穂高渓介（後に松本錦四郎）
　　　　　　…町人（露店を眺める秀松の前を歩く肩に法被を乗せた二枚目）
　　　　　高橋明　…どっこい屋の見物人（文次の左隣／画面右にいる頭に鉢巻きを巻いた男性）
　　　　　　…重右衛門一家の賭場の客〔二役〕（同じく頭に鉢巻きを巻いているので同一人物？）
　　　　　田畑善彦　…どっこい屋の見物人（文次の右隣／画面左にいる男性）
　　　　　葵真木子　…野次馬
　　　　　　（文次が秀松たち重右衛門一家の子分に痛めつけられるのを見ている女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次郎吉の左斜め後ろ／画面右にいる女性）
　　　　　戸波四郎（後に戸波志朗）　…野次馬
　　　　　　（文次が秀松たち重右衛門一家の子分に痛めつけられるのを見ている男性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次郎吉の右斜め後ろ／画面左にいる）
　　　　　古田祥　…野次馬（文次が秀松たち重右衛門一家の子分に痛めつけられるのを見ている男性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　勘太郎と文次の間から顔を覗かせている男性）
　　　　　服部千代子（後に峰品子→大原洋子／東映）　…屋形船の芸者（島屋吉兵衛が肩を抱く女性）
　　　　　八代康二（後に八代康次）　…水茶屋“きせん”の客
　　　　　　　　　　　　　　　　（おきんから「近いうちにまたどうぞ」と声をかけられて帰る男性）
　　　　　高野誠二郎　…重右衛門一家の賭場の客（「半だ！」と言う初老の男性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　重右衛門と一緒に次郎吉が来る時にも藤蔵の左隣／画面右にいる）
　　　　　東郷秀美　…水茶屋“きせん”の客（次郎吉を諭すおきんの後ろで食事をしている男性）
　　　　　石塚雅子（後に石塚乃笛）　…重右衛門一家の賭場の客
　　　　　　　　　　　　　（重右衛門と一緒に次郎吉が来る時には、藤蔵の右隣／画面左にいる女性）
　　　　　若水朋子？　…重右衛門が営む矢場“あづさ矢”の女性（縞柄の着物を着た女性）
　　　　　菅原道夫（後に菅原義夫）
　　　　　　…野次馬（次郎吉と久七の喧嘩を長屋の入口あたりで見ている男性）
　　　　　高山千草　…“ちは富くじ”の運び屋（重右衛門一家に集めた金を持ち寄る女性）
　　　　　里実（後に大門実）
　　　　　　…“ちは富くじ”の運び屋（重右衛門一家で画面左端の席に座っている男性）
　　　　　須藤隆（後に野村隆）？　…“ちは富くじ”の運び屋
　　　　　　　　　　　　　　　　　（重右衛門一家で画面左端から右へ二番目の席に座っている男性）
　　　　　瀬山孝司　…“ちは富くじ”の運び屋
　　　　　　　　　　　　　　　　　（重右衛門一家で画面左端から右へ三番目の席に座っている男性）
　　　　　露木護　…“ちは富くじ”の運び屋
　　　　　　　　　　　　　　　　　（重右衛門一家で画面左端から右へ四番目の席に座っている男性）
　　　　　三浜元　…“ちは富くじ”の運び屋
　　　　　　　　　　　　　　　　　（重右衛門一家で画面左端から右へ五番目の席に座っている男性）

LAST UP DATE ◆ 2022年6月28日
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