1955年『大岡政談第一話／人肌蝙蝠』

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　1955年『大岡政談第一話／人肌蝙蝠』　

　　　　★ここでは、クレジットタイトルの採録とともに、各作品を詳細に解説します。過去に出された
　　　　　文献も参考にしながら、Web＠作者が2010年7月26日以降に検証した結果をまとめています。
　　　　　もちろん抜けもあり誤認も含まれているかとは思いますので、あくまでも作品を楽しむための
　　　　　参考としてください。新たな情報をお寄せいただきたいと思います。
　　　　　※当Webの恒例の方式により、“？”の付いている情報は、確定出来ていないものだと考えて
　　　　　ください。“？”の数により曖昧さが増します（笑）。また、“〔カタカナ〕”という表記は
　　　　　漢字表記が確定出来ない名称の表現です。カッコのないカタカナ表記は、そのままで正しいと
　　　　　考えてください。

◆

　　　　　監督：野口博志（後に野口晴康）　製作：細川武夫
　　　　　原作：陣出達朗（小説倶楽部七月号所載）　脚本：八尋不二　撮影：永塚一栄
　　　　　照明：吉田協佐　録音：高橋三郎　美術：坂口武玄　編集：辻井正則　音楽：仁木他喜雄
　　　　　助監督：鈴木清太郎（後に鈴木清順）　殺陣：市川常次郎　製作主任：林本博佳
　　　　　日活特殊撮影部

◆

　　　　　坂東好太郎
　　　　　　…大岡越前守（江戸の南町奉行。箱根にある御湯治宿“すぎ屋”の“萩の間”の客となる）
　　　　　多々良純　…八助〔ハチスケ〕（大岡越前守の従者）
　　　　　明智三郎（後に明智十三郎）　…石子伴作（大岡越前守の従者である若侍）
　　　　　安井昌二　…善吉（25～26歳。
　　　　　　　“すぎ屋”の“椿の間”の客。小田原の商人。実は元は小田原藩の小姓で、お静の一味）
　　　　　安部徹　…高田周兵衛（大越と名乗って“すぎ屋”の“梅の間”に泊まっている浪人。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幼い娘・〔チズ〕を連れている。後に出家する）
　　　　　金子信雄　…信吉（“すぎ屋”の松の間の客。江戸から来た町人夫婦）
　　　　　　※“新吉”表記が正しいとする文献もあります。
　　　　　長門裕之　…小松直之進
　　　　　　　　　　　　（“すぎ屋”の“竹の間”の客。仇討ちのため高田周兵衛を追っている若侍）
　　　　　広岡三栄子
　　　　　　…お島（通称“風早のお島”。“すぎ屋”の“桜の間”の客。江戸から来た謎の女スリ）
　　　　　高友子　…おゆう（大岡越前守たちと道中で知り合う女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　“すぎ屋”の“菊の間”の客となる。実は二階堂主馬の妹）
　　　　　芦川いづみ　…おみつ（小松直之進の妹）
　　　　　　※厳密には、“小松みつ”ということでしょうか。
　　　　　雨宮節子　…お静（“すぎ屋”の娘ということだが、実は“すぎ屋”の娘ではない。
　　　　　　八年前に切腹させられた小田原藩の御納戸役・沢田〔・チュウベエ〕の娘。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小田原藩を取り潰そうとする一味の首領）
　　　　　小田切みき　…お花（“すぎ屋”の女中）
　　　　　上田正世
　　　　　　…お初（“すぎ屋”の女中。巻頭、“菊の間”で二階堂主馬の死体を発見する女性）
　　　　　森敏子　…〔チズ〕（八歳。高田周兵衛の幼い娘）
　　　　　芳川千鶴
　　　　　　…おきく（信吉の連れの女性。実は妻ではなく駆け落ちしてきた信吉の働くお店の娘）
　　　　　瀬川路三郎　…佐兵衛
　　　　　　　　（村役人。“すぎ屋”の“菊の間”で発見された死体の身元を石子伴作に伝える男性）
　　　　　雪岡純（後に雪丘恵介）
　　　　　　…勘六（“すぎ屋”の主人。実はお静の一味。中風で右手が不自由）
　　　　　名和宏　…二階堂主馬〔シュメ〕
　　　　　　　　　　　（“すぎ屋”の“菊の間”の客だった小田原藩士。自殺に見せかけて殺される）
　　　　　尾上菊太郎　…“すぎ屋”でお島の隣の部屋に泊まっている客
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（信吉たちの知人。左目あたりにアザのある男）
　　　　　玉村俊太郎（後に玉村駿太郎）　…友造（猟師。実はお静の一味）
　　　　　青木富夫　…お静の一味（大岡越前守と石子伴作に街道ですれ違う商人風の男）
　　　　　深江章喜
　　　　　　…お静の一味（“すぎ屋”の前でおゆうを見張っているのをお島に見られてしまう男）
　　　　　瀬山孝司　…お静の一味
　　　　　　（鋳物小屋から出て行く大岡越前守、石子伴作に背負われたおゆうを見張る男。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　笠をかぶった商人風の男）
　　　　　弘松三郎　…多九郎
　　　　　　　（“すぎ屋”に泊まる浪人。実はお静の一味。二階堂主馬を絞殺した真犯人。蛙が苦手）

　　　　　以降、主なクレジットなしの出演者

　　　　　坂井一郎（後に阪井幸一朗）
　　　　　　…お静の一味（会議の時には、多九郎と善吉の間から顔を覗かせている男性）
　　　　　千代田弘　…お静の一味（会議の時には、多九郎の右隣／画面左に顔を覗かせている男）
　　　　　二木草之助　…お静の一味（会議の後、木箱の上に座って酒を飲んでいる男）
　　　　　山之辺閃（後に山之辺潤一）
　　　　　　…お静の一味（会議の後、仲間から徳利で酒を注いでもらう男）
　　　　　本目雅昭　…お静の一味（会議の後、仲間に徳利から酒を注ぐ男）

LAST UP DATE ◆ 2021年1月29日
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