1959年『その壁を砕け』

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　1959年『その壁を砕け』　

　　　　★ここでは、クレジットタイトルの採録とともに、各作品を詳細に解説します。過去に出された
　　　　　文献も参考にしながら、Web＠作者が2010年3月15日以降に検証した結果をまとめています。
　　　　　もちろん抜けもあり誤認も含まれているかとは思いますので、あくまでも作品を楽しむための
　　　　　参考としてください。新たな情報をお寄せいただきたいと思います。
　　　　　※当Webの恒例の方式により、“？”の付いている情報は、確定出来ていないものだと考えて
　　　　　ください。“？”の数により曖昧さが増します（笑）。また、“〔カタカナ〕”という表記は
　　　　　漢字表記が確定出来ない名称の表現です。カッコのないカタカナ表記は、そのままで正しいと
　　　　　考えてください。

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　　　　　監督：中平康　企画：大塚和　脚本：新藤兼人　撮影：姫田真佐久　照明：岩木保夫
　　　　　録音：橋本文雄　美術：千葉一彦　音楽：伊福部昭　編集：辻井正則　助監督：西村昭五郎
　　　　　製作主任：林本博佳

◆

　　　　　長門裕之　…森山竜夫
　　　　　　（鉢木村〔ハチノキムラ〕の駐在。巡査になって一年半くらい。後に相生署の刑事になる）
　　　　　芦川いづみ
　　　　　　…道田とし江（渡辺三郎の婚約者。三年間、新潟病院で看護婦として働き退職する）
　　　　　小高雄二
　　　　　　…渡辺三郎（殺人事件の容疑者にされる男性。兄夫婦が千葉県の勝浦で漁師をしている。
　　　　　　　　　　　　　　　深川の自動車修理工場の工員で自動車を買って独立しようとしている）
　　　　　渡辺美佐子　…谷川咲子（谷川家の長男の嫁。五年前に夫に死なれた未亡人。
　　　　　　　　　　谷川家が営む鉢木郵便局を手伝っている。里に帰された後、ヒゲ面の石工に嫁ぐ）
　　　　　清水将夫　…新潟県相生郡の相生警察署の署長
　　　　　芦田伸介　…鮫島卓次（渡辺三郎を担当する長岡在住の弁護士。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　相生警察署の署長と大学の同期生。釣りが趣味）
　　　　　西村晃　…相生警察署の刑事部長
　　　　　岸輝子　…谷川民子（谷川徳蔵の妻。強盗に重傷を追わされる）
　　　　　信欣三　…長岡地方裁判所の裁判長（渡辺三郎の公判を担当する男性）
　　　　　伊達信　…滝川（長岡地方裁判所？の検事。額の上がった長身の男性）
　　　　　下條正巳　…相生署の刑事（白っぽいソフト帽をかぶった男性）
　　　　　佐野浅夫　…東京の中古車センターの男性（渡辺三郎が20万円でワゴン車を買う相手）
　　　　　大町文夫　…鉢木村の医師（谷川民子を往診する口ヒゲの男性）
　　　　　梅野泰靖　…富永清美を殺した東京の愚連隊三人のリーダー格の男
　　　　　下元勉　…相生署の刑事（鳥打ち帽をかぶった男性）
　　　　　横山運平　…道田とし江が働く長岡の食堂“かしわ屋（？）”の主人
　　　　　木浦佑三　…谷川芳吉（谷川家の次男）
　　　　　神山繁　…ヒゲ面の石工
　　　　　　　　（佐渡の沢崎から鉢木村へ水害の防水堤を作りに来ている男性。後に咲子の夫になる）
　　　　　垂水悟郎　…渡辺三郎の職場の上司（工場の経営者？）
　　　　　沢井杏介　…富永清美（25歳。渡辺三郎の車に天神橋のそばまで乗せてもらう男。
　　　　　　　　　　　　　　　　　実は競輪狂である真犯人。後に賭博の借金から愚連隊に殺される）
　　　　　浜村純　…鉢木村の越後屋酒店の主人（谷川家の隣家の男性）
　　　　　高野由美　…新潟病院の看護婦長
　　　　　峰品子（後に大原洋子／東映）　…谷川美恵（谷川芳吉の妻）
　　　　　三崎千恵子　…森山竜夫の母親（同居してはいず、時々、息子の様子を見に来ている）
　　　　　菊地靖子　…新潟病院の看護婦
　　　　　　（道田とし江の送迎会の時には、婦長の左隣の席に座っているメガネの女性。
　　　　　　　　　　　　「そもそものですねぇ、なれそめを語ってもらいましょうかねぇ」と言う）？
　　　　　潮京以子（後に佐々木景子）　…越後屋酒店の女将
　　　　　田中筆子　…咲子の母親（新潟県・柏崎の鵜川橋のたもとで酒屋を営んでいる）
　　　　　松本染升　…石工の親方（森山竜夫の将棋の相手）
　　　　　鈴木瑞穂　…渡辺三郎の公判での主任検事
　　　　　弘松三郎　…新潟署の刑事（新潟駅前で道田とし江を確保する鳥打ち帽の男性）
　　　　　杉幸彦　…渡辺三郎の職場の同僚
　　　　　　　　　　　　　　　　（「としちゃん今頃、新潟でウズウズしてんな」などと言う男性）？
　　　　　日野道夫　　…道田とし江が10日だけ働いた相生の食堂の主人
　　　　　　※暖簾には“びっくりうどん”と書かれてある。
　　　　　大滝秀治　…長岡地方裁判所の裁判官A（裁判長の右側／画面左の男性）
　　　　　小泉郁之助　…鉢木村の住人
　　　　　　　　（森山竜夫が被害者の祭壇に手を合わせる時には、その向こう側／画面奥にいる男性）
　　　　　青木富夫　…相生署の警官（相生署に置かれた渡辺三郎の車を押して文句を言っている男性）
　　　　　長弘　…相生署の警官
　　　　　　　　　　　　（無罪放免となって走り去る渡辺三郎の車を眺める画面左端の制服の男性）？
　　　　　神山勝　…長岡地方裁判所の裁判官B（裁判長の左側／画面右の男性）
　　　　　紀原耕（後に紀原土耕）
　　　　　　…相生警察署の警官（看守を行なったり、公判で渡辺三郎の隣に座っている男性）
　　　　　久松晃（後に久松洪介）　…鉢木村の住人（越後屋酒店に出入りしている丸メガネの男性）
　　　　　神戸瓢介　…渡辺三郎の職場の同僚（「新婚旅行はワゴン車か？」と言う男性）
　　　　　峰三平　…相生署の警官（刑事部長に凶器の鉈を渡す額の上がった男性）
　　　　　　※ラスト、警笛を鳴らして渡辺三郎の車が通り過ぎる時に他の男性たちと道路へ出て来ます
　　　　　　が、この時は制服を着ていません。一人二役なのか、あるいは警官ではなく消防官なのか？
　　　　　　。ただそうなると、殺人現場で刑事部長に凶器の鉈を渡すというのがヘンですが？？？。
　　　　　高野誠二郎　…鉢木村の森山竜夫の後任の駐在
　　　　　木島一郎　…道田とし江が10日だけ働いた相生の食堂の客（鉢巻きの男性）
　　　　　三原一夫（後に花村彰則）
　　　　　　…相生警察署鉢木駅前巡査派出所の警官（渡辺三郎の身柄を確保する男性）
　　　　　二木草之助　…谷川徳蔵（鉢木村の鉢木郵便局の局長。強盗に殺された男性）
　　　　　柳瀬志郎
　　　　　　…渡辺三郎の職場の同僚（「20万のありにはパリッとしてるじゃねぇか」と言う男性）
　　　　　玉村駿太郎　…新潟署の刑事（新潟駅前で道田とし江を確保するソフト帽の男性）
　　　　　近江大介
　　　　　　…渡辺三郎の職場の同僚（「ちくしょう、たまんねぇな、共稼ぎかよ」と言う男性）
　　　　　水木京一
　　　　　　…道田とし江が10日だけ働いた相生の食堂の客（帽子をかぶった額の上がった男性）
　　　　　柴田新（後に柴田新三）
　　　　　　…道田とし江が10日だけ働いた相生の食堂の客（黒っぽい帽子の男性）
　　　　　林茂郎（林茂朗）　…
　　　　　瀬山孝司　…東京の愚連隊三人の一人
　　　　　三笠謙（後に池沢竜）
　　　　　　…相生警察署鉢木駅前巡査派出所の警官（渡辺三郎の身柄を確保する長身の男性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　面通しの後、手錠をかけられる渡辺三郎の左腕を捕まえている）
　　　　　野呂圭介　…東京の愚連隊三人の一人
　　　　　中西妙子　…渡辺三郎が入るガソリンスタンドの女性？
　　　　　淡月梨花　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、婦長の左隣へ三番目の席に座っている制服に制帽の女性。
　　　　　伊藤周子　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、道田とし江の右斜め前の席に座っている女性。「じれって
　　　　　　ぇなぁ。きっかけはどうして発生したか、問題の焦点はそこでござりまする」と言う。
　　　　　漆沢政子　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、道田とし江の右斜め前へ四番目の席に座っている女性。
　　　　　角田真喜子（後に南條マキ）　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、道田とし江の右斜め前へ三番目の席に座っている女性。
　　　　　鈴木多加子　…渡辺三郎が入る沼田名物手打ちうどんや中華料理などを出す中華食堂の従業員
　　　　　田中敬子　…新潟病院の看護婦
　　　　　　（道田とし江の送迎会の時には、道田とし江の右斜め前へ二番目の席に座っている女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　「いきなりクライマックスじゃつまんないじゃないのさ」と言う）？

　　　　　以降、主なクレジットなしの出演者

　　　　　山口吉弘　…渡辺三郎の職場の同僚（黒っぽいシャツを着て帽子をかぶった長身の男性）
　　　　　　…最初の公判でメモを取る傍聴人（記者？）〔二役〕
　　　　　市原久照（後に市原久）？
　　　　　　…渡辺三郎が入る沼田名物手打ちうどんや中華料理などを出す中華食堂の主人
　　　　　樋口かほる？
　　　　　　…渡辺三郎が入る沼田名物手打ちうどんや中華料理などを出す中華食堂の従業員
　　　　　加代あけみ（後に加代あけ美）　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、婦長の左隣へ二番目の席に座っている女性。
　　　　　條美也子？　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、婦長の左隣へ四番目の席に座っている女性。
　　　　　横田陽子（後に横田楊子）　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、婦長の左隣へ五番目／最も奥の席に座っている女性。
　　　　　森みどり　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、道田とし江の右斜め前へ六番目の席に座っている制服に制
　　　　　　帽の女性。
　　　　　久木登紀子（後に香取環）　…新潟病院の看護婦
　　　　　　※道田とし江の送迎会の時には、道田とし江の右斜め前へ七番目／最も奥の席に座制服に制
　　　　　　帽の女性。
　　　　　三浜元？
　　　　　　…相生署の刑事（面通しの後、手錠をかけられる渡辺三郎の右腕を捕まえている男性）
　　　　　菅原道夫（後に菅原義夫）　…相生署の警官
　　　　　　（面通しの後、連行される渡辺三郎の乗ったパトカーを見送る森山竜夫の後ろにいる男性）
　　　　　家根谷美代子（後に水城英子）
　　　　　　…新潟病院の看護婦（病院の前で道田とし江を見送る婦長の左隣／画面右の私服の女性）
　　　　　立川博　…石工の一人
　　　　　　　　　（帰郷する時、天神橋で森山竜夫と出会うヒゲ面の石工の右隣／画面左にいる男性）
　　　　　本目雅昭　…石工の一人
　　　　　　（天神橋で森山竜夫と出会うヒゲ面の石工の左斜め後ろ／画面右にいる麦わら帽子の男性）
　　　　　福田文子　…鉢木郵便局の局員（窓口の白っぽいブラウスの女性）
　　　　　高田栄子　…道田とし江が10日だけ働いた相生の食堂の女将
　　　　　上原一二（後に上原一二三）
　　　　　　…公判の傍聴人（最初の公判では、谷川芳吉の右隣／画面左に座るメガネの白髪の男性）
　　　　　澄川透　…公判の傍聴人
　　　　　　　　　　　　（最初の公判では、谷川咲子の右隣／画面左へ二番目の席に座っている男性）
　　　　　島村謙二（後に島村謙次）　…公判でメモを取る傍聴人
　　　　　　　　　　　　　　　　　（記者？。最初の公判では谷川芳吉の後ろの席に座っている男性）
　　　　　三杉健　…公判でメモを取る傍聴人（記者？。最初の公判では、森山竜夫の後ろの席の男性）
　　　　　吉田勇男（後に吉田朗人）
　　　　　　…公判の席にいる衛士？（弁護人の席のそばに座る制服姿のメガネの男性）
　　　　　雪丘恵介　…東京で愚連隊三人を取り調べる刑事
　　　　　小林亘　…公判の傍聴人（二回目の公判で谷川美恵の後ろあたりにいる男性）
　　　　　立花泰子　…公判の傍聴人（二回目の公判で道田とし江の後ろあたりにいる和服の女性）
　　　　　三宅洋
　　　　　　…刑事？（実地検証の前にミカン？を投げ付けられる道田とし江の後ろあたりにいる男性）
　　　　　山之辺潤（後に山之辺潤一）
　　　　　　…刑事？（道田とし江がミカン？を投げ付けられて怒る渡辺三郎を抑える中年男性）
　　　　　田畑善彦
　　　　　　…刑事？（谷川咲子が真相を話す時には、渡辺三郎の後ろのほう／画面右端にいる男性）

LAST UP DATE ◆ 2022年6月28日
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