ワイズ出版刊《日活1954-1971》＋アルファ

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ワイズ出版刊《日活1954-1971》＋アルファ

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　　1954年

　　　　『國定忠治』
　　　　　秋月正夫さん扮する“代官・武部源藩”は正しくは“上州岩鼻代官所の代官・武部玄蕃”。弘
　　　　　松巌さんは“弘松三郎”とクレジット。“平気の常蔵”役の英原穣二さんは、“碓氷峠の関所
　　　　　の役人”でもあります。小沢慶太郎さんから山口京子さんまでの20数人はクレジットされて
　　　　　いません。美川洋一郎（後に陽一郎）さんの役は、“国定忠治／辰巳柳太郎の子分”。“殺陣
　　　　　”の坂田耕造さんは、“島の伊三郎／石山健二郎の子分・重ねの壮助”役でもあるそうです。
　　　　　クレジットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してください。
　　　　　《情報提供／NOBOさん》

　　　　『かくて夢あり』
　　　　　光沢（後に光）でんすけさん扮する“バンドボーイ”の名前は“〔デンスケ〕”。クレジット
　　　　　なしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してください。
　　　　　●劇中に登場するその他の歌・音楽→那須仙介／千秋実が結婚披露宴で“高砂や”を歌います
　　　　　。オルゴールからは“白鳥の湖”が流れます。那須仙介が「♪妻をめとらば才だけて～」とい
　　　　　う“人を恋うる歌”を歌っています。
　　　　　《情報提供／娯楽映画研究家佐藤利明さん／NOBOさん》

　　　　『学生心中』
　　　　　宮城野由美子さんの役名は正しくは“小宮比佐子”。小田切みきさん扮する“女事務員”の名
　　　　　前はは“山中容子”でしょう。金子信雄さん扮する“龍一”と山本かほるさん扮するその母親
　　　　　の“しげ”の姓は“山本”。伊丹慶治さん扮する“俊介”は“小宮比佐子／宮城野由美子の父
　　　　　親”なので、姓は“小宮”。“高野明子”は正しくは“菊野（後に華村）明子”で“小宮比佐
　　　　　子の母親”なので、姓は“小宮”。久場礼子さん扮する“山口”は“女子学生（小宮比佐子の
　　　　　友人で卓球部員）”。また、山下千枝子（後に芝あをみ）さんが“女子学生・花井（小宮比佐
　　　　　子の友人で卓球部員）”役で、二階堂郁夫さんが“奥利根のダム建設現場の作業員”役で、ク
　　　　　レジットありで出演されています。主題歌“山に散る花”は青木光一さんと宮城野由美子さん
　　　　　のデュエット。宮城野由美子さんの独唱による“春はめぐれど！”もクレジットされています
　　　　　。クレジットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してください。
　　　　　《情報提供／ツカさん／yujiroさん》

　　　　『沓掛時次郎』
　　　　　キャストは“林幹”以降の人のクレジットはなし。“主題歌”は“ポリドールレコード”とク
　　　　　レジットされるだけで、曲名や歌手名のクレジットはありません。中村是好さん扮する“浪人
　　　　　”は“上田宿の御安泊〔ヤスドマリ〕・上田屋に宿泊している浪人”。初瀬乙羽さん扮する“
　　　　　宿屋のおかみ”は“街道の宿屋・茨木屋の女将”でしょう。若原初子さん扮する“隣りのおば
　　　　　さん”は“御安泊・上田屋の隣りのおばさん”。安部徹さんの役は、“おきぬの兄・下野与兵
　　　　　衛”。坂内英二郎さんの役は、“磯月の鎌吉（最初に六ツ田の三蔵／辰巳柳太郎に斬り掛かる
　　　　　溜田の茂三郎／天草四郎の子分？）”。長谷川照容さんの役は、“下野与兵衛／安部徹の女房
　　　　　・おしの”。クレジットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してくださ
　　　　　い。　《情報提供／NOBOさん》

　　　　『黒い潮』
　　　　　“協賛-毎日新聞社”のクレジットあり。下元勉さん扮する“白井記者”の名前は、正しくは
　　　　　“白川”。“夕刊新聞記者”は厳密には“浪花夕刊新聞の記者”。勝田完さん扮する“国電運
　　　　　転手”は、“綾瀬駅の改札係”ではないでしょうか？。夏川静江さんの役が“佐竹の母”とな
　　　　　っていますが、“佐竹恵子／津島恵子の母”。“清川助教授”に扮する中村伸郎さんの所属は
　　　　　“（文学座）”とクレジットあり。植村進（後に長弘）さんの役は、“毎朝新聞の写真部員（
　　　　　速水卓夫／山村聰と話す栗原／小笠原章二郎を撮影する男性）”。近藤宏さんの役は、ナレー
　　　　　ター。クレジットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してください。
　　　　　●劇中に登場するその他の歌・音楽→宴席で毎朝新聞社会部の記者たちが、“黒田節”を合唱
　　　　　します。　《情報提供／NOBOさん／ツカさん》

　　　　『泥だらけの青春』
　　　　　監督の菅井一郎さんのクレジットは、“菅井一郎（第一協団）”。乙羽信子さん扮する“奈々
　　　　　子”の苗字は“春日”。清水元さん扮する“ヴァンペールの森”の苗字は、正しくは“林”。
　　　　　“三島将夫”さんは、“三島雅夫”とクレジットされていて、役柄の役職は“専務”。伊藤雄
　　　　　之介さん扮する“シナリオライター・畑山”の名前は“成一”。安部徹さん扮する“製作部長
　　　　　”の苗字は“阿部”。“岡譲二”さんは、“岡譲司”とクレジットされていて、役名は劇中で
　　　　　は自称・“坂上〔・ジロウ〕”。“高野二三男”さんは“高橋三三男”とクレジットされてい
　　　　　て、役名は“花房監督”ではなく“高橋三三男”。山田禅二さん扮する“エキストラ屋”は“
　　　　　小川映画俳優協会の代表”なので苗字は、“小川”でしょう。北林谷栄さんと黒田剛さんのク
　　　　　レジットはなく、黒田剛さん扮する“谷徹郎（新人）”は出てきますが、“茂樹の母”は出て
　　　　　来ません。東谷暎子さんは、“東谷映子”とクレジットされていて、役は“谷徹郎／黒田剛の
　　　　　披露会に出席する新日本映画の女優”でしょう。田中筆子さんの役は、“加治茂樹／三國連太
　　　　　郎が住んでいたアパートの住人”。深見泰三さんの役は、“東京ヴァンベールが『妖婦カルメ
　　　　　ン』を上演した共栄座の劇場主”。小川虎之助さんの役は、“日活の俳優・〔フジムラ〕”。
　　　　　近藤宏さんと深江和久（後に章喜）さん、伊丹慶治さんの役は、“新日本映画のロケ隊のスタ
　　　　　ッフ”。井東柳晴さんの役は、“東京ヴァンベールの楽団の一員と新日本映画の社員”の二役
　　　　　。松下達夫さんの役は、“根岸／三島雅夫の部下”。坂井一郎（後に幸一朗）さんの役は、“
　　　　　加地茂樹が届けるフィルムを待っている映画館の館主”。“若原初江”さんは“若原初子”と
　　　　　クレジットされていて、役は、“エキストラ屋／山田禅二の妻”。上原一二（後に一二三）さ
　　　　　んの役は、“エキストラ屋に来る初老の男優”。加原武門さんの役は、“新日本映画のスタッ
　　　　　フ”。“光沢（後に光）でんすけ”さんは“光沢デンスケ”とクレジットされていて、役は、
　　　　　“東京ヴァンベールの団員”。弘松三郎さんの役は、“新日本映画の人気男優”。三島謙さん
　　　　　の役は、“流しをするラッパの寛ちゃん／柳谷寛の相棒”でしょうか？。朝美矢子さんの役は
　　　　　、“根岸の秘書”。柳恵美子（後に雨宮節子）さんの役は、“京極真弓／高杉早苗の付き人・
　　　　　〔ハル〕”。八代康二（後に康次）さんと辰野美夜（後に水美？）さん、北玲子さん、中原啓
　　　　　七さんの役は、“里村東介／山内明がアパートで開く演劇の勉強会の参加者”。小柴隆（後に尋詩
　　　　　）さんの役は、“東京ヴァンベールの楽団の一員”と“箱根の宿・俵石閣の従業員”〔二役〕
　　　　　。水谷謙二（後に謙之）さんの役は、“東京ヴァンベールの楽団の一員”と“里村東介がアパ
　　　　　ートで開く演劇の勉強会の参加者”〔二役〕。三浜元さんと丘志摩子（後に氏家真紀）さん、
　　　　　山村邦子（後にくに子）さん、村田寿男さんの役は、“東京ヴァンベールの団員”。神山勝さ
　　　　　んの役は、“東京ヴァンベールの団員”と“箱根の湖畔のホテルのボーイ”〔二役〕。西村昌
　　　　　野さんの役は、“新日本映画のニューフェイスの審査を受けに来た女性？（撮影所そばの喫茶
　　　　　店・グランプリに入って来るギザギザ模様の衣裳の女性）”。紀原耕（後に土耕）さんの役は
　　　　　、“東京ヴァンベールの楽団の一員”。美川洋一郎（後に陽一郎）さんの役は、“新日本映画
　　　　　の撮影所の門衛”。クレジットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照して
　　　　　ください。　《情報提供／由美子さん／NOBOさん／ツカさん》

　　　　『地獄の剣豪平手造酒』
　　　　　宮本曠二朗さん扮する“弟・平八郎”は“山部磯之進／山形勲の弟”なので、姓は“山部”で
　　　　　しょう。対馬衣都美さんの役が“女将・おかね”となっていますが、“女郎・おかね”なので
　　　　　は？。石黒達也さんの役は、“飯岡助五郎／三島雅夫と結託している代官”。織田政雄（後に
　　　　　真佐男）さんの役は、“死んだ平手造酒／辰巳柳太郎を検死する役人”。出演者として“宮島
　　　　　誠”のクレジットあり。“新国劇総出演”のクレジットはありません。クレジットなしの出演
　　　　　者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してください。
　　　　　●劇中に登場するその他の歌・音楽→女郎屋で平手造酒や女郎たちが、民謡“会津磐梯山”を
　　　　　歌います。延命寺ではお吟／山田五十鈴も歌います。
　　　　　《情報提供／NOBOさん／カミコロさん》

　　　　『からたちの花』　《情報提供／由美子さん／NOBOさん》
　　　　　宇野重吉さんがナレーションも担当。三島雅夫さん扮する“浜口館長”の名前は“佐太郎”で
　　　　　、“傳習館館長”。劇中に歌は四曲流れていますが、挿入歌としてのクレジットはなし。以降
　　　　　、クレジットなしの出演→天草四郎…傳習館の大川先生。宍戸錠…車夫。

　　　　『からたちの花』
　　　　　三島雅夫さん扮する“浜口館長（校長）”の名前は、“佐太郎”。雪岡純（後に雪丘恵介）さ
　　　　　ん扮する“叔父”は、“北原隆吉／北原隆の叔父”。中村俊介さんの役は、おそらく“幼い頃
　　　　　の北原隆吉”。邦章さんの役は、おそらく“幼い頃の中野清介”（両者逆の可能性あり）。阪
　　　　　井一郎（後に幸一朗）さんと村田寿男さんの役は、“終盤の水天宮の寄合の出席者”。クレジ
　　　　　ットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してください。
　　　　　●劇中に登場するその他の歌・音楽→“油屋”で催された宴で“おてもやん”が合唱されてい
　　　　　ます。

　　　　『女人の館』
　　　　　河瀬正敏さんの役は、“井野川／東野英治郎が風巻シズ／関千恵子のために贈った三面鏡を“
　　　　　女人の館”へ運んで来る運送屋”。クレジットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの
　　　　　項目を参照してください。
　　　　　●劇中に登場するその他の歌・音楽→矢田八郎／三國連太郎が引っ越しをする時に「♪さらば
　　　　　花園よ～」と“ラバウル小唄”の替え歌を歌います。

　　　　『「暗闇の丑松」より初姿丑松格子』
　　　　　野村耕祐さんは“野村耕佑”と表記、“製作主任”とクレジットあり。島崎雪子さん扮する“
　　　　　お米”は板橋宿では“お〔キヨ〕と呼ばれる宿場女郎”で、墓碑銘は“よね女”。小沢慶太郎
　　　　　さん扮する“巳之助”は“由之助／御橋公の弟”ではなく、“由之助の息子”。馬淵晴子さん
　　　　　は“馬渕晴子”とクレジット。香川桂子さんの役は、“熊谷宿の旅篭・たるやの娘であるお〔
　　　　　ミネ〕”。山本かほるさんの役は、“売春宿・杉田屋の女中”。瀬山孝司さんの役は、“常吉
　　　　　／滝沢修の部下の下ッ引き”でしょう。雪岡純（後に雪丘恵介）さんの役は、“売春宿・杉田
　　　　　屋出入りの呉服屋”。千秋実さんの役は、“丑松／島田正吾の料理人仲間で弟分の〔ユウテキ
　　　　　〕”。クレジットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してください。
　　　　　《情報提供／由美子さん／NOBOさん》

　　　　『俺の拳銃は素早い』
　　　　　清水将夫さん扮する“高見真之介”は、劇中では“高見〔・エイスケ〕”と呼ばれています。
　　　　　星野みよ子さんには、“（コロムビア）”のクレジットあり。清水一郎さん扮する“鼻眼鏡の
　　　　　男”の名前は“〔マスダ〕”。伊丹慶治さんと河上信夫（後に喜史朗）さんは、クレジットも
　　　　　なく出演もされていません。五味美奈子さんは“五味三奈子”とクレジット。山村邦子さんは
　　　　　“山村くに子”とクレジット。水谷謙二（後に謙之）さんは“水谷謙次”とクレジット。小柴
　　　　　隆（後に尋詩）さんの役が“警官”となっていますが、正しくは“麻薬密輸組織の一員”。石
　　　　　黒達也さん扮する“××病院医師”と滝川まゆみさん扮する“××病院事務員”は“財団法人
　　　　　復光会総武病院の医師”と“同・事務員”。真下治子さん扮する“放送局受付”は厳密には“
　　　　　THK放送局東京本社の受付”。大森安行さんの役が“放送局プロデューサー”となっていま
　　　　　すが、正しくは“警視庁捜査第一課の警官”。また、ハニー・ロイさんが“キャバレー・グロ
　　　　　リヤのダンサー”役で、衣笠一夫（後に真寿男）さんと三島謙さん、西村昌野さんが“麻薬密
　　　　　輸組織の一員”役で、河瀬正敏さんが“植田幾子／朝美矢子の住むアパートの住人”役で、神
　　　　　山勝さんが“萩原みどり／星野みよ子の死体を調べる警察医”役で、八代康二（後に康次）さ
　　　　　んが“警視庁の鑑識課の課員”役で、久松晃（後に洪介）さん、今村弘さん、三浜元さん、青
　　　　　木富夫さん、美川洋一郎（後に陽一郎）さん、星野昌子（後に晶子）さん、木室喜美子（後に
　　　　　郁子）さん（以上、二人は“空港で出迎え客”役かも？）が役柄不明で、クレジットありで出
　　　　　演。クレジットなしの出演者などは、作品紹介の詳細データの項目を参照してください。
　　　　　●劇中に登場するその他の歌・音楽→星野みよ子さんが“♪思い出をかきたてながら今宵また
　　　　　～”という歌い出しの“今宵また”というタイトルの歌を歌います。植田幾子／朝美矢子がア
　　　　　パートの屋上で“ウェディングマーチ”を鼻歌で歌います。
　　　　　《情報提供／由美子さん／NOBOさん》

▼1955年度作品に続く▼

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LAST UP DATE ◆ 2022年5月9日