1964年『肉体の門』

使用している画像、その他の権利は全て、原権利者に帰属します。
映画・テレビドラマファン同志の楽しみのみを唯一の目的としたものであり、
利益を得たり、権利を侵害しようとするものではありません。

注）　他掲示板への転送など、画像の二次的な使用は厳禁いたします。

　1964年『肉体の門』　

　　　　★ここでは、クレジットタイトルの採録とともに、各作品を詳細に解説します。過去に出された
　　　　　文献も参考にしながら、Web＠作者が2010年4月25日以降に検証した結果をまとめています。
　　　　　もちろん抜けもあり誤認も含まれているかとは思いますので、あくまでも作品を楽しむための
　　　　　参考としてください。新たな情報をお寄せいただきたいと思います。
　　　　　※当Webの恒例の方式により、“？”の付いている情報は、確定出来ていないものだと考えて
　　　　　ください。“？”の数により曖昧さが増します（笑）。また、“〔カタカナ〕”という表記は
　　　　　漢字表記が確定出来ない名称の表現です。カッコのないカタカナ表記は、そのままで正しいと
　　　　　考えてください。

◆

　　　　　監督：鈴木清順　原作：田村泰次郎（新潮文庫版、角川文庫版）　企画：岩井金男
　　　　　脚本：棚田吾郎　撮影：峰重義　照明：河野愛三　録音：米津次男　美術：木村威夫
　　　　　編集：鈴木晄　音楽：山本直純　助監督：葛生雅美　色彩計測：森勝　現像：東洋現像所
　　　　　製作担当者：薮内善明

◆

　　　　　宍戸錠　…伊吹新太郎（復員兵。元・陸軍兵長）
　　　　　和田浩治　…阿部（吉野組の子分）
　　　　　野川由美子　…マヤ（通称“ボルネオ・マヤ”。おせんの仲間の街娼になる）
　　　　　　※イメージカラーは緑色
　　　　　石井富子（後に石井トミコ）　…お六（通称“ふうてんお六”。おせんの仲間の街娼）
　　　　　　※イメージカラーは黄色
　　　　　松尾嘉代　…お美乃（通称“ジープのお美乃”。おせんの仲間の街娼）
　　　　　　※イメージカラーは紫色
　　　　　河西都子　…おせん（街娼仲間のリーダー。
　　　　　　　　　　　　通称“小政のせん”。左の二の腕に通称の“関東小政”の刺青を入れている）
　　　　　　※イメージカラーは赤色
　　　　　富永美沙子　…町子（おせんの仲間の街娼。戦死した教師の妻らしい和服の女性）
　　　　　玉川伊佐男　…“彫留”（刺青の彫師。伊吹新太郎の死んだ戦友の父親）
　　　　　チコ・ローランド　…黒人牧師（米兵に暴行されたマヤの世話をする男性。後に自殺する）
　　　　　江角英明　…小笠原（町子のなじみの客）
　　　　　長弘　…芋屋の店主（闇市で蒸かした芋を売る男性）
　　　　　野呂圭介　…石井（吉野組の幹部）
　　　　　堺美紀子　…伊吹新太郎に金品を巻き上げられる女性（腕時計を奪われる和服の女性）
　　　　　重盛輝江（後に重盛てる江）
　　　　　　…闇市の露店の女将（おせんにパインの缶詰を20円で売る女性）
　　　　　八代康二（後に八代康次）
　　　　　　…伊吹新太郎に金品を巻き上げられる男性（ナイフで脅される男性）
　　　　　野村隆　…
　　　　　柴田新三　…マヤの客（伊吹新太郎に金品を巻き上げられる男性）
　　　　　久松洪介
　　　　　　…肥え桶を牛の引く荷車で運ぶ男性（伊吹新太郎が盗んで来て解体する牛の飼い主）
　　　　　高橋明
　　　　　　…闇市にいる警官（肥え桶を牛の引く荷車で運ぶ男性が牛を盗まれたことを訴える男性）
　　　　　平塚仁郎　…吉野組の子分（サングラスの男）
　　　　　水川国也
　　　　　　…吉野組の子分（パン助たちを米兵に斡旋するトリコロールカラーの横縞のシャツの男）
　　　　　高緒弘志　…吉野組の子分（パン助たちを米兵に斡旋する水兵の帽子をかぶった男）
　　　　　緒方葉子　…パン助（饅頭？を売る露店にいる時には、赤い布を髪に巻いた女性）
　　　　　横田陽子（後に横田楊子）　…パン助（米兵の相手をする水色の布を髪に巻いた女性）
　　　　　　※画面奥などに小さくしか写っていません。
　　　　　北出桂子
　　　　　　…パン助（巻頭、警察の車に乗せられる青い布を髪に巻いて青緑色の衣裳を着た女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　饅頭？を売る露店にいる時にも青い布を髪に巻いている）
　　　　　中庸子　…街娼（男の帽子を奪って逃げ、闇市で焼肉の串焼きを食べる女性）
　　　　　　※彼女は米兵を相手にしていないので、パン助とは言えないようです。
　　　　　若葉めぐみ（後に椿麻里）
　　　　　　…おふく（おせんの仲間の街娼。ルールを破ったため髪を切られる白い衣裳の女性）
　　　　　会田為久　…
　　　　　沢井昭夫
　　　　　　…吉野組の子分（米軍のスープを食べた時に口の中からコンドームが出て来て驚く男）？
　　　　　根本義幸　…吉野組の子分（ダボシャツに短パンの男）
　　　　　藤井昭雄　…吉野組の子分（首に白い手ぬぐいを巻いた男）

　　　　　以降、主なクレジットなしの出演者

　　　　　新津邦夫　…闇市の店主（警察に追われるパン助たちを眺めるメガネの男性）
　　　　　岩沢昭栄？　…パン助
　　　　　　（巻頭、警察の車に乗せられる時には、鶯色の布を髪に巻き鶯色の柄物の衣裳を着た女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　髪に巻いた布を前髪のあたりで大きなリボン風に結んでいる）
　　　　　樽井釉子
　　　　　　…パン助（巻頭、警察の車に乗せられる時には、白地に柄物のスカーフを首に巻いた女性）
　　　　　森みどり　…パン助（巻頭、警察の車に乗せられる時には、瞼のアイシャドーが目立つ女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　饅頭？を売る露店にいる時には、黄緑色の布を髪に巻いている）
　　　　　加瀬かおる？
　　　　　　…パン助（巻頭、警察の車に乗せられる時には、おせんの後ろにいる黄色い衣裳の女性）
　　　　　渡辺節子
　　　　　　…パン助（巻頭、警察の車に乗せられる時には、マヤの前にいる青い布を髪に巻いた女性。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　後には男性から腕時計を奪い、芋屋で交換した芋を食べている）
　　　　　吉田勇男（後に吉田朗人）
　　　　　　…芋屋の客（首に白い布を巻いて深緑色の丸い帽子をかぶった男性）
　　　　　山岡正義　…芋屋の客（肩に袋を担いで鳥打ち帽をかぶった男性）
　　　　　三樹高雄？　…闇市の通行人（芋屋の隣の饅頭？を売る露店を覗く帽子をかぶった男性）
　　　　　石火矢哲郎（後に村井健二）
　　　　　　…芋屋の隣で饅頭？を売る露店の男性（帽子をかぶった長身の男性）
　　　　　佐川明子　…阿部に叩かれるマヤを眺める野次馬（内儀風の女性）
　　　　　　…鳥打ち帽をかぶった闇市の通行人の妻
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（お美乃たちにリンゴを吐きかけられる浴衣姿の女性）〔二役〕
　　　　　大谷木洋子　…パン助
　　　　　　　（阿部に叩かれるマヤを眺める米兵と一緒にいる髪に白と黒の模様の布を巻いた女性）
　　　　　大塚トミエ
　　　　　　…パン助（阿部に叩かれるマヤを眺める米兵と一緒にいる髪に青い布を巻いた女性）
　　　　　川口道江？　…パン助（阿部に叩かれるマヤを眺める髪に緑色の布を巻いた女性）
　　　　　加山健次（後に加山健二）
　　　　　　…闇市の通行人（タバコを吸うおせんの後ろを通る濃いグレーのジャンパーを着た男性）
　　　　　鈴村益代　…闇市の中華料理屋“美雅”の女将（キャベツを買って両手に抱えて帰る女性）
　　　　　押見史郎　…おせんの客（おせんと一緒に安宿から出て来るメガネの男性）
　　　　　水木京二（後に水木京一）　…おせんたちのねぐらに忍び込んで退治されるコソ泥
　　　　　茂手木かすみ　…パン助
　　　　　　（金網越しに米兵を挑発する時には、画面左端の白地に赤い花柄？の衣裳を着た女性）
　　　　　林浩子（後に林泰江）　…パン助
　　　　　　　　　（米軍の車の荷台に乗った黄色い布を髪に巻いて青いチェック柄の衣装を着た女性）
　　　　　西原泰江　…パン助
　　　　　　　　　（米軍の車の荷台に乗ったチェック柄の布を髪に巻いてカーキ色の衣装を着た女性）
　　　　　澄田浩介　…パン助の奪った腕時計を芋屋の店主から買い取る男
　　　　　深町真喜子（後に深町真樹子）　…闇市で焼肉の串焼きを売るおばさん
　　　　　三杉健　…闇市に居るルンペン（首から空き缶を下げた男）
　　　　　土田義雄
　　　　　　…闇市の通行人（お美乃たちにリンゴを吐きかけられるハンチング帽をかぶった男性）
　　　　　立川博
　　　　　　…“彫留”の客（「どうでえ、イイだろ？」と刺青自慢をする祭礼の団扇を持った男）
　　　　　今村弘　…“彫留”の客（祭礼の団扇を持った男の刺青に見入る白いシャツの男）
　　　　　永沢伸介
　　　　　　…“彫留”の客（祭礼の団扇を持った男の刺青に見入る上半身裸で肩口に刺青のある男）
　　　　　浜口竜哉？　…“彫留”の客（祭礼の団扇を持った男の刺青に見入るサングラスの男）
　　　　　千代田弘　…“美雅”の主人
　　　　　高田栄子　…吉野組が支給する米軍のスープの配給の列に並んでいる女性
　　　　　河合英二郎　…吉野組が支給する米軍のスープの配給の列に並んでいる男性（メガネの男性）
　　　　　須田喜久代　…伊吹新太郎に金品を巻き上げられる女性
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネックレスを奪われる黒い帽子に赤い手袋の女性）
　　　　　二木草之助　…伊吹新太郎に金品を巻き上げられる男性
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ナイフで衣服の背中あたりを裂かれる金縁メガネの男性）
　　　　　水城英子　…パン助（黒い衣装にピンクのリボンを頭に巻いた女性。
　　　　　　“美雅”に来て、仲間／中庸子の「おじさん、ラーメン」に続き「あたいも」と言う女性）
　　　　　加野敬子（後に加納千嘉）
　　　　　　…闇市の店の女性（警官と荷車の車夫のそばで掃除をしている女性）
　　　　　藤沢健男　…闇市の店の男性（掃除をしている女性にうながされておせんとお六を見る男性）
　　　　　菊田一郎　…お六の客（ラストシーンで、お六に誘われて承諾する国民服を着ている男性）

LAST UP DATE ◆ 2018年5月28日
★このコーナーは当Webを訪れてくださる多くの日活映画ファンの方の協力を得て、作成しています。
以上、当Webの資料とします。他のWebへの転載など、Web＠作者に無断で持ち出すことを一切禁止します。
使用する場合は必ずWeb＠作者の了解を得てください。誤った情報が含まれる場合もあり、その拡大を防ぐためです。